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「金」への注目が高まっている理由は?

金の特徴

古代より、永遠に愛され続けた貴金属が「金」の存在です。金は不変で、ほかの金属とは異なり、たびたび劣化することなく、永遠の輝きを放ちます。
また、軟らかく加工しやすい為、古来より装飾品として、様々な加工が施されてきました。
永遠に輝きを失わず、加工しやすく、希少価値の高さからも、昔から多くの時代と地域で貴金属として価値を認められてきたんです。

そのため、金は投資対象としても非常に評価が高く、価値を失わないことからも、有事の際の貴重な財産として金が重用されてきました。
ただし、金の本質からもお分かりのように、希少性があり、柔らかくかなり重いため、単体で武器や防具などに用いられることはありません。

金が長きにわたって人気の理由

金が注目されている理由は、冒頭で解説したように、金そのものに多大な価値があるからです。
有事の際の財産として、とご紹介しましたが、金はインフレに強く、その価値が薄れることはありません。
例えば、大企業の株価ですが、非常に高額で、一般庶民ではなかなか手が出ませんよね。
しかし、その大企業が、倒産してしまえば、当時いくら株価が高額であっても、ただの紙切れになる可能性大なんです。

ほかの金融商品も、多くはそのようなリスクを含んでいますが、金だけは多少の価値が下がっても、ゼロになることはありえないのです。
また金は、希少性の高さでも人気があります。
地球全体の規模で金を集めても、50mプールの4.5杯分程度しかないと言われているからです。

金相場の変遷

2020年の話ですが、金の相場が高騰しているというニュースを、覚えている方は当然いらっしゃいますよね。
2020年の地金相場は、空前とも言うべき1gあたり7,063円という高値を付けました。
ほんの数年前の2016年1月期では、1g当たり4,140円だったのに比べてみれば、いかに急速な値上がりをしたのかが、お分かりいただけるかと思います。

2020年に何があったかといえば、それは言わずもがな、新型コロナウイルスの出現ですよね。
このように、金相場は、世界的な危機状況が起こるほど、高値を付ける事が、よくお分かりいただけるはずです。
2021年現在は、やや相場は落ち着いたものになっていますが、これからの情勢次第では、更なる高値を付ける事は十分考えられますね。

金投資商品の種類

金の投資は、地金だけではありません。
そこで最後に、今現在取引きされている、金投資商品の種類と特徴を要点をまとめてご紹介しておきます。
『現物取引き』
・金地金
現物の金地金、つまり延べ板そのものの取引ですが、小口だと手数料がかかるため、200万円程度からの投資が有効。
・地金型金貨
コインであることで、売買手数料がかからないため、小口から購入可能です。
・純金積立
年会費や売買手数料は必要ですが、3,000円程度から組み立て可能ですので、リスクの低いビギナー向けの投資方法です。

『先物取引き』
・金ETF
・金鉱株ファンド
双方とも、投資信託という形で投資する方法。
売買手数料は必要ですが、株式取引きと同様に、短期や中長期で「金価格の変動」から収益を狙うことができます。