オシャレな人はどこで情報を仕入れているの?
流行のファッションを知るにはSNS
かつて、流行のファッションを知るのはファッション誌と呼ばれる雑誌が主流でした。
雑誌の専属カリスマモデルや人気の読者モデルが着ているファッションアイテムが、飛ぶように売れた時代があったのです。
また、テレビドラマなどで人気女優が着ている服に問い合わせが殺到して完売、なんていう現象もありました。
雑誌離れ、テレビ離れが激しい令和の現在、オシャレな人はどこで情報を仕入れているのか?
答えは、SNS一択でしょう。
SNSが普及するにつれて、急増したのがインフルエンサーという存在です。
インフルエンサーは別に芸能人に限るというわけでもなく、音楽やアニメのコスプレなど、さまざまなジャンルのライフスタイルを紹介することでフォロワーを獲得し、影響力を増加させている存在です。
インスタやTikTok、youtubeなどでインフルエンサーをフォローするだけで日本国内だけでなく世界中のトレンドが瞬時にチェックできるようになったことは、ファッショントレンドの発信地を激変させました。
今の流行について
Z世代を中心に、まだまだ流行中なのがY2Kファッションです。
Y2Kとは2000年代の流行のリバイバルで、スポーティーなジャージ、厚底ブーツ、ルーズソックスなどが象徴的です。
Y2Kはファッションに限らず、その後のレトロブームにも火をつけています。
平成レトロ、昭和レトロ、音楽では90年代、80年代のシティポップブームが巻き起こり、現代の楽曲制作にも多大な影響を与えています。
また、近年人気のKPOPグループもY2Kファッションを取り入れており、これもさらに人気が加速した要因のひとつでもあるでしょう。
今のファッションの流行は、ただ単に服や小物のアイテムが流行るのではなく、その周辺のカルチャーやライフスタイルすべてをひっくるめてトータルパッケージとしての流行が特徴的と言えそうです。
また、キッズから40代のミドル世代まで、根強く流行し続けているのがビッグシルエットブームです。
こちらは90年代後半からのリバイバルといわれており、空前のリバイバルブームはもう少し続きそうな予感がします。
ファストファッションの傾向は継続中
他方で、90年代に始まったファストファッションのブームは依然として世代に関係なく継続中です。
ユニクロ、GU、ZARAなどに代表されるブランドは、SNSにそれほど詳しくない世代でもわかりやすく現在のトレンドを押さえることができるため、幅広い世代から注目されています。
特にユニクロとGUは人気ブランドやキャラクターとのコラボ商品を数多く発売していて、手軽にトレンドを知るのに最適なのが変わらない人気の秘密なのかもしれません。